○作品名

『空母「隼鷹」解体作業 1/700ジオラマ』

 

○使用キット

タミヤ ウォーターラインシリーズ「隼鷹」 

 

○コメント 

以前1/144スケールで隼鷹の艦橋を製作した際に参考になればと思ってタミヤの1/700キットを購入しましたが、あまり参考にもならずそのまま押入れの中で眠っていました。そのキットを使って作ったのが今回の解体ジオラマです。

実際の隼鷹は昭和二十一年六月から解体が始まりました。その記録写真も数点残されています。それらの写真を参考に敗戦国日本が戦争の遺物である軍艦を解体していくさまを出来る限りリアルに表現したいと思い工夫してみました。

使ったのは隼鷹の船体のみ。

ブルワーク・スポンソン・支柱・艦橋・飛行甲板・格納庫そしてドック本体などは全てプラバンからのスクラッチです。

使わなかったパーツやエッチングの余りなどを瓦礫として積み上げました。

 起重機・建屋・作業員などは(有)和巧の「紙創りシリーズ」を使用しました。

あえて綺麗な塗装はせず退色を意識した多重吹きで悲哀感を表現してみました。

 

○特記

 モデルアート社出版『艦船模型スペシャルNo76』掲載作例